こんにちはスタジオ43編集長(自称)の山本です。

スタジオ利用のお客様でたまに見かけるのですが、正しくセッティングできていない状態で練習している。
せっかく利用して頂いているので正しくセッティングして快適に練習してもらえたらと思い記事を作成しました。

ドラムハードウェアの種類

ドラムハードウェアには大きく分けて

  • シンバルスタンド
  • ハイハットスタンド
  • スネアスタンド
  • ドラムスローン
  • キックペダル
  • タムホルダー

などがありますが、今回はセッティングを間違いやすい。ハイハットスタンド、スネアスタンド、ドラムスローン、キックペダルについて簡単に解説します。

ハイハットスタンド

ハイハットスタンドは最初に高さを調整します。高さを調整できたらプレートを少し踏みながらクラッチを締めます。

クラッチはあまりきつく締めないようにしましょう。開かずのクラッチが出来上がってしまいます。

ハイハットトップを固定しているクラッチは上側がダブルナットになっているので2個ついているナットの下側から先に締めて固定できたら上のナットで下のナットを固定します。

よくわからなければスタッフを呼んで口頭で説明を受けたほうがわかりやすいです。

スネアスタンド

スネアスタンドの各部の動作は画像のようになっています。

ハイハットと同様に最初は高さを調整しますが、スネアスタンドの場合はスネアを乗せてから高さを調整します。スネアの胴の深さで高さが大幅に変わるためです。

スネアスタンドにスネアを乗せるときの注意点としてはスネアを固定している三点の爪がしっかりリムを固定している状態にすることです。スネアにはチューニングボルトやストレイナーなどのパーツがついているため適当にスネアを乗せるとほぼほぼこのパーツに接触してしまいますので、当たらない位置を探してスネアを安定させましょう。

スネアスタンドには必ず締め上げる部品がついているのでスネアが安定する位置に置けたら反時計回りでスネアを締め上げていきましょう。

締めあげるときもストレイナーなどに干渉していないか確認しながら上げていきましょう。

スネアスタンドは角度を付けたときに重心が中心になるようにセッティングします。よく間違えているのが、角度がいっぱいつくからといって反対側に傾けると叩いた衝撃でスネアスタンドが倒れてきます。

必ずプレイヤー側に傾ける向きを確認しましょう。

ドラムスローン

ドラムスローンは回転式のタイプが多いので回転式のものを解説します。

回転式のスローンは画像のように軸に溝があるので見た目ですぐにわかります。

軸を固定しているウイングナット(ねじ)を緩めます。緩めるとわかるのですが軸がカタカタしますので緩める具合はカタカタした程度で十分です。

後は時計回り、反時計回りで上下させて希望の高さに調整します。

希望の高さになったら最初に緩めたウイングナットを締めます。カッチカチに締めないようにしましょう。回らずのスローンが出来上がってしまいます。

キックペダル

キックペダルで一番多い間違いがバスドラムのフープにただ乗っかっているだけだったり、フープの手前に置いてあるだけの状態です。

キックペダルはバスドラムのフープに固定しないと安定しません。

キックペダルにはフープを挟み込むためのパーツが必ずついています。フープの厚みも違うのである程度の範囲までは調整できるようになっています。